NECトーキン,導電性高分子Taコンデンサを2~5倍に大容量化
NECトーキンは,導電性高分子Taコンデンサで静電容量を従来より大きくした製品3品種を発表した。いずれも携帯機器に向ける。今回発表した3品種は,「テクノフロンティア2009」(2009年4月15~17日,幕張メッセ)で展示する予定である。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090408/168482/?ST=device
今回,新たに追加した「G/PSシリーズ」として,外形寸法が2.0mm×1.2mm×1.0 mmのいわゆる「2012サイズ」で,静電容量を従来の10μFから47μFにした製品を開発した。G/PSシリーズは,同社が2008年7月に発表したTaコンデンサ「G/SVシリーズ」と同様の端子構造を導電性高分子品にも応用したもので,コンデンサ内部の素子と外部電極の接続にプリント基板を用いる。素子を大きく確保できるので静電容量を増やせる。定格電圧は6.3V。2009年4月に月産100万個で出荷する。デジタル・カメラやPND,携帯型オーディオ機器などに向ける。
このほか,従来品と同様の端子構造を採用する「PS/Lシリーズ」と,低ESRを特徴とする「PS/Gシリーズ」では,それぞれTa粉末の微細化により電極表面積の拡大を図り,静電容量を2~3倍にした。PS/Lシリーズに加えたのは3216サイズ(外形寸法が3.2mm×1.6mm×1.6mm)の静電容量220μF品で,定格電圧は2.5V,等価直列抵抗(ESR)は35mΩである。2009年6月から月産300万個の出荷を予定する。PS/Gシリーズに加えたのは,3528サイズ(同3.5mm×2.8mm×1.9mm)の330μF品で,定格電圧は2.5V ,ESRは9mΩである。2009年4月から月産200万個で出荷する。主な用途としては小型のノート・パソコン,液晶テレビ,カーナビなどを想定する。
なお,同社では,PS/LシリーズとPS/Gシリーズについて,3216サイズの330μF品,3528サイズの470μF品など,Ta粉末の微細化や誘電体の研究により大容量化に向けた開発を進めるとしている。
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