ブロードコム、GPS・Bluetooth・FM送受信対応のワンチップLSI
ブロードコム・コーポレーションは、GPS・Bluetooth・FM送信・FM受信の4つの機能をワンチップで実現する携帯機器向けコンボチップ「BCM2075」を発表した。現在、一部メーカーにサンプル出荷が開始されている。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/44230.html
「BCM2075」は、GPSやBluetooth(ver.2.1+EDR)、FM送受信の4つのワイヤレス通信機能をワンチップで実現した携帯機器向けコンボチップ。携帯電話やポータブルメディアプレーヤー、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)などでの採用を見込んだもの。
ARM製プロセッサ「Cortex-M3」を搭載し、消費電力を抑えながら各通信が行える。4つの通信機能を同時利用が可能で、例えば、携帯電話に記録された音楽をFMトランスミッターでカーステレオに送信して音楽を楽しみながら、GPSを利用した位置情報サービスなどが利用できる。
2008年10月発表のBluetoothとFM送受信に対応したチップ「BCM2049」とも互換性も確保する。ミドルクラスの携帯電話に対して、GPSやBluetooth機能をワンチップで搭載できるため、コスト効果が高いとしている。
Bluetooth機能は複数の機器と接続が可能で、Windows MobileやAndroidのソフトウェアスタックを組み合わせることで、Bluetoothヘッドセット4台を同時に接続して、音楽のストリーミング再生などが行える。音楽機能は、MP3やAAC/AAC+形式などの音楽データをオンチップ処理するため、ホスト側の負担が軽減され、バッテリー寿命が延びるとしている。
GPS機能は、ホストCPUと処理を分けることで電力効率が50%向上するとしており、競合製品よりも50%消費電力が低いという。スタンドアロン型のGPS、ネットワークアシスト型のGPSのどちらにも利用できる。
また、GPSと携帯ネットワークや無線LANなどを組み合わせて、さらに詳細な位置情報サービスも提供可能。ブロードコムでは、ホストネットワーク側のデータベースソリューションなども用意している。
ブロードコムのバイスプレジデントで、ワイヤレス・パーソナル・エリア・ネットワーキング ビジネスユニット本部長であるクレーグ・オチクボ氏は、「BCM2075」について、「中間層に対してBluetoothやGPS機能をワンチップで負荷できる。しかも、これらの機能のパフォーマンスを落とさずに全て実装できる」とアピールしている。
なお、いずれの技術も低消費電力を実現しているとのことだが、25日の発表会では具体的な数値は明らかにされていない。ブロードコムでは、目安として有線音楽再生で50時間、Bluetooth再生で35時間という数値を紹介している。携帯本体のスタンバイ状態でもFM放送の受信なども可能で、チップとしてはFM受信による録音もサポートされている。
■ URL
ブロードコム
(津田 啓夢)
2009/02/25 13:25
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