米Garminと台湾ASUSが提携,経路案内機能を重視したスマートフォン2機種を発売へ
簡易型カーナビ(PND)大手の米Garmin Ltd.とミニ・ノートPC大手の台湾ASUSTeK Computer Inc.は,両社の統合ブランドで,経路案内機能を重視したスマートフォン「Garmin-ASUS nuvifon」シリーズを2009年上半期から発売すると発表した(図1)。Garmin社とASUSTek社は,2009年2月4日に事業提携すると発表していた。Garmin社は,2008年よりASUSTek社にPNDの製造を委託している。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090213/165604/
現在,スマートフォンなどの携帯通信端末に地図案内機能が搭載されることにより,PNDとスマートフォンなどが競合しつつある。例えばフィンランドNokia Corp.は,スマートフォンで使える経路案内機能の開発に注力している(Tech-On!関連記事1)。今回の提携は,こうした市場動向に対応したものとみられる。なおGarmin社は2008年にスマートフォンを発売すると発表していたが,2008年7月の決算報告において,2009年前半に発売を延期するとしていた(Tech-On!関連記事2)。
スマートフォン2機種を発売
2社は「GSMA Mobile World Congress 2009(MWC)」(バルセロナ,2009年2月16日~19日)にてスマートフォン2機種を発表する。3.55型と大きなタッチパネル付き液晶ディスプレイを有した「nuvifone G60」と,2.8型を搭載した「nuvefone M20」である(図2,3)。2機種共に地図データをあらかじめ内蔵することで,経路案内機能を重視した。地図データは北米あるいは欧州に対応する。通信機能を利用することで,リアルタイムの交通情報や,天候,飛行機の運航情報,映画の上映時間などを入手可能とする。
加えて,300万画素のカメラも搭載する。撮影した写真には自動的に緯度や経度のタグ(ジオタグ)が付く。ユーザーはジオタグ付きの写真を,米Google Inc.の写真共有サイトを通じて他のユーザーと共有することや,現在位置周辺の写真を見ることなどが可能になる。
また位置情報を活用した他のユーザーとコミュニケーションを取ることができるサービス「Ciao!」も搭載する。現在位置や状況を,同社の位置情報データベースを介して知人に知らせることなどができる。
このほか,G60では加速度センサを内蔵し,表示画面の縦表示と横表示を切り替えられる。方向指示はターン・バイ・ターン方式の画面と,音声案内で実行する。通信はHSDPAおよびWi-Fiに対応する。HSDPAを利用した場合,下りの最大データ伝送速度は3.6Mバイト/秒となる。
M20はHSDPAおよびWi-Fi,Bluetooth接続に対応する。4Gバイトまたは8Gバイトの記憶容量を有する。
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